
2024.4.3
教えて!教科書のコト
いよいよ新年度が始まり、小学校では新しい教科書が使われ始めます。「新編 新しい国語」を開くと目に飛び込んでくるたくさんの二次元コード。「どうやって使ったらいいの?」の声にお応えして、教科書のキャラクターであるコトハとハテナが2回にわたって活用のヒントをお伝えしていきます!
令和6年度版「新編 新しい国語」に登場
この春から小学校の教科書が新しくなりますね! 東京書籍の「新編 新しい国語」はもう見てみましたか?
もちろんです! いろんなところが変わっているけれど、特に二次元コードがたくさんあってびっくりしました。いくつくらいあるんだろう…?
そうなんです! 「新編 新しい国語」のQRコンテンツはなんと600以上!
ええっ!? そんなにたくさんあるんですか!? すごいですね! …でも、全部使いこなせるか、ちょっと心配です…。
心配しなくても大丈夫! QRコンテンツは、紙の教科書を補完したり拡張したりといった働きをするものですが、すべてを扱わなければならないわけではありません。いつ、どれを、どのように使うか。子供たちの興味関心や実態に合わせたものを使えばいいんですよ。実際の単元に沿って見ていきましょう!
6年P46-47「イースター島にはなぜ森林がないのか」
6年生の説明文教材のとびらですね。二次元コードが二つあるみたいですが…。左のページは動画か! どんなものかちょっと興味深いですね。見てみよう。
▲二次元コードをクリックまたはタップすると、
動画が表示されます。
わあ、イースター島とモアイ像だ! まるでイースター島に行って実際に島を探険しているみたいで、わくわくします。
どうですか? 教科書の題名とこの写真に加えて、動画も見てみたら、「イースター島にはなぜ森林がないのか」知りたくなりませんか?
そうですね! なんでだろうって早く教材文を読んで確かめてみたくなりました! …ところで、イースター島にはなぜ森林がないんですか?
もう、ハテナってば、せっかちなんだから! それはぜひ教材文を読んでくださいね。
そうします! ところで、もう一つの二次元コードは何でしょう?
右は「思い出そう」というコンテンツです。早速見てみましょう。
インターネットは冒険だ…。要旨をとらえる…。どこかで聞いたことがあるような気がする…。どこだったかな。
これは、既習の「言葉の力※」が確認できるコンテンツです。「新編 新しい国語」では、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の単元が系統立てて組み立てられていて、前の学習したことから積み重ねていくことができるんです。
※「言葉の力」…単元を通して身につけたい資質・能力のこと。その教材を使って何を学ぶのか、どんな力が身につくのかを明確に示し、子供たちが見通しを持って学習に臨めるようにしています。
ふむふむ、「言葉の力」と系統性…。それでそれで?
「イースター島にはなぜ森林がないのか」は、説明文読解の基礎を学習する「読み取る」の系統。この学習を始める前に、5年生の「インターネットは冒険だ」で学習した、「要旨をとらえる」という「言葉の力」がどんなことだったか思い出しておくと、スムーズに学習に入れるんですよ!
そう言われると、「要旨をとらえる」って学習したことを、思い出しました! 何回も繰り返し確認するって、だいじなことですよね。
そうです。まず、教科書のとびらで子供たちに興味を持たせる、それを助けるための導入コンテンツと、既習事項を着実に押さえるための「思い出そう」のコンテンツ。授業で扱わなくても、事前に家庭等で確かめてから、単元の学習を始めることもできますね!
なるほど。まさに「いつ、どれを、どのように使うか」、自由に組み合わせられるんですね!!
「漢字を使おう」にもQRコンテンツがあるんですね。何ができるんだろう。
6年P59「漢字を使おう 2」
わあ、教科書に出てきた漢字を、別の用例で確認できるんですね。これは家庭学習でも使えそうです。
いいですね! 「漢字を使おう」のほか「文と文のつながり(6年P69)」など、「言葉」の単元にも練習問題がありますよ。練習問題は、6年間でなんと2,000問以上!!
に、2,000!? すごい数ですね! 語彙力もつきそうだなあ。
教科書の例だけでなく、QRコンテンツがあることで、子供たち一人一人が自分に必要な練習問題を選んで取り組めるのもいいですね。
自分で考えて選べるのはいいですね! ほかのコンテンツも見てみよう。…えっ、話し合いの動画に、言葉の広場、役立つ資料の中身も気になるう!
ふふふ。気になってきたでしょう? それは、後編のお楽しみ!
コトハとハテナによる、QRコンテンツのご紹介はいかがでしたでしょうか。2023.6.21に公開した記事では、QRコンテンツの活用について、熊本大学の北川雅浩先生にお話しいただいています。ぜひ併せてご覧ください。後編では、「話すこと・聞くこと」の動画や、全学年で使用できるデータベースコンテンツなどをご紹介します。お楽しみに!