授業アイディア 中学国語の指導案特集!〈1学期〉

2026.4.8

授業アイディア

中学国語の指導案特集!〈1学期〉

竜田徹(佐賀大学大学院准教授)

積山昌典(広島国際学院中学校・高等学校教諭)

大澤由紀(千葉大学教育学部附属中学校主幹教諭)

いよいよ新年度がスタートしましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今回は、東京書籍教科書の指導案特集として、「私たちの未来(1年)」「あの夕暮れへ帰る(2年)」「世界への入り口(3年)」の授業アイディアをお届けします。ぜひ、ご活用ください!

1年「私たちの未来」
描写に着目して作品を読み解く

竜田徹(佐賀大学大学院准教授)

1年生に掲載されている「私たちの未来」は、現代の中学生の感性を映し出す描写表現が多彩に盛り込まれた作品である。この教材では、描写を手がかりに、自分の経験や感情と結び付けながら小説を主体的に読む力を育てる。また、作者のインタビュー動画の視聴を通して本作品のテーマを考えながら、三つの課題から一つを選び、自分の考えを短くまとめ、グループで伝え合う活動も設定した。小説を通じて感じたことを自分の言葉で表現し、他者との対話から読みの視野を広げていくことを目指したい。

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2年「あの夕暮れへ帰る」
随筆の構成をもとにして、「季節や時の移ろい」の感じ方を比べる

積山昌典(広島国際学院中学校・高等学校教諭)

原田マハによる随筆「あの夕暮れへ帰る」を用いて、随筆の構成の学習をし、筆者と生徒の「季節や時の移ろい」の捉え方を比較していく。本文を「エピソード」と「感想」に読み分け、生徒自身の経験をもとに考えを深めていく。「季節や時の移ろい」という同じ枠組みの中で考えていくことで、筆者との共通点や相違点を明確に意識することができるだろう。また、学年当初に随筆の構造を理解することは、学年後半の「徒然草」への円滑な接続にもつながっていく。

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3年「世界への入り口」
「世界」を認識する ~「世界」って何だろう?~

大澤由紀(千葉大学教育学部附属中学校主幹教諭)

「世界への入り口」は、台湾で生まれ日本で育った筆者自身が、日本語と中国語が混ざり合う世界にどのように入っていったのか、「言葉」と「世界」の関係を深く考えることができる作品といえよう。本単元では、①語彙形成(概念形成)、②多読による探究(重ね読み)・生成AIの活用、③哲学対話(交流活動)の3点を取り入れた。「世界」という言葉を多面的に捉え、語が持つ意味や概念について探究していく学習を展開したい。

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