
2024.12.18
ホンとの出会い
今回の「ホンとの出会い」は、札幌市図書・情報館を紹介したいと思います。図書館としては珍しいコンセプトを掲げて、2018年に誕生しました。いったいどんな所なのか、早速取材に行ってきました!
札幌市図書・情報館は、「はたらくをらくにする」というコンセプトのもと、“はたらく人”をターゲットとした新しいタイプの図書館です。
ビジネス街の中心地に位置する複合施設「さっぽろ創世スクエア」内にあり、地下鉄駅につながる地下歩道とも直結しているため、天候に左右されず、仕事帰りにも立ち寄りやすい立地です。
ここでは本の貸し出しを行っておりません。そのため、返却されるまで何日も待つことなく、いつでも好きなときに閲覧することができます。
また、棚配列に特徴があり、はたらく人に寄り添ったオリジナルテーマの棚配列になっています。多くの図書館で採用している日本十進分類法(NDC)の順番ではなく、大きく3つのカテゴリ「WORK(仕事に役立つ)」「LIFE(暮らしを助ける)」「ART(芸術に触れる)」でエリア分けしています。
WORKエリア
LIFEエリア
ARTエリア
オリジナルテーマは「大テーマ」「中テーマ」「小テーマ」と階層をつくり、総論から各論へと深掘りしていくことができる仕組みになっています。
例えば、「人間関係」→「コミュニケーション」→「こころを学ぶ」「自分のこころの舵をとる」「負の感情とのつきあい方」「もう少し歩み寄ってみる」といった、ストーリー性のある配列がなされています。
タイトルや分類を検索して本を探すのではなく、テーマから本と出会うことができるので、知的好奇心がより一層くすぐられ、思いがけず自分にぴったりの本と出会える喜びがここにあります。
また、一般的な図書館とは違い、ここでは自由に会話することができます。複数人での打ち合わせや情報交換、オンラインミーティングをすることも可能です。館内には落ち着いた雰囲気のBGMが流れていて、リラックスして話せる雰囲気を醸し出してくれます。
打ち合わせや情報交換ができるグループ席
個室になっているミーティングルーム
ほかにも、一人で読書をしたり、パソコン作業をしたり、はたらく人が快適に過ごせるよう、さまざまなタイプの座席が用意されています。これらは予約席になっており、Webで事前に予約することができます。そのため、忙しい人でも、座席を確保してから来館できるという安心感があります。
もちろん、席が空いていれば、その場で館内の端末から予約することも可能です。
BGMが聞こえない静かなリーディング席
パソコン作業もできるワーキング席
予約不要な自由席もたくさんあります。特に1階は全てが自由席で、飲食もでき、まるでカフェにいるような開放的な気分に浸れます。
奥には55インチ9面の大型デジタルサイネージが設置され、札幌や北海道の魅力を伝える映像が流れます。札幌や北海道に関連した書籍も多く置かれていますので、ふらっと立ち寄った観光客にも重宝されそうですね。
また、この空間では、仕事や暮らしに役立つセミナーやイベントも行われています。
気軽に寄れて頼りになる知的空間、それが札幌市図書・情報館です。札幌を訪れた際は、ぜひ、足を延ばしてみてください。きっと、仕事に役立つ「ホンとの出会い」があると思います。それではまた次回をお楽しみに!
(取材 2024年7月)
写真提供:札幌市図書・情報館
札幌市図書・情報館
https://www.sapporo-community-plaza.jp/library.html
〒060-0001 札幌市中央区北1条西1丁目(札幌市民交流プラザ1・2階)
TEL 011-208-1113
開館時間 平日:午前9時~午後9時、土日祝日:午前10時~午後6時
休館日 毎月第2・第4水曜日、年末年始(12/29~1/3)
※その他、札幌市民交流プラザの休館にともなう臨時休館あり
(※施設情報は、取材日の情報に基づいています。)