ホンとの出会い 仙台市民図書館

2023.11.29

ホンとの出会い

仙台市民図書館

こくごスタジオ編集部

今回の『ホンとの出会い』は、図書館を取り上げます。全国には、公共の図書館だけでも3,000か所以上あり、その中にはさまざまな特徴を持った図書館があります。今回は、とってもおしゃれな空間で本に触れ合える「仙台市民図書館」を紹介します。

「杜の都」仙台といえば、ケヤキ並木の定禅寺通りが有名です。この通りは、9月の定禅寺ストリートジャズフェスティバル、12月の光のページェントなど、全国的に有名なイベント会場としても知られています。ケヤキ並木が緑のアーケードになっていて、遊歩道も整備されています。散歩するだけでも自然を感じることができ、市民の憩いの場になっているこの通り沿いに、仙台市民図書館はあります。

通り沿いにあるひときわ目を引くガラス張りの建物、それが仙台市民図書館の入っている「せんだいメディアテーク」です。この建物は、グッドデザイン賞(2001年)をはじめ、多くの建築に関する賞を受賞しています。館内には図書館だけでなく、ミニシアターやスタジオもあり、セミナーやイベントが年間通じて開催されている総合文化施設です。図書館で本を借りたり調べものをしたりするほかにも、さまざまな情報に触れたり、交流をしたりすることもでき、地域の文化拠点となっています。

ガラス張りのせんだいメディアテーク ガラス張りのせんだいメディアテーク

それでは中に入ってみましょう。まず目を引くのは、チューブと呼ばれる大きな柱。白い鉄骨で構成された13本の柱が、建物全体を支えています。チューブは、ネットワークや空調設備などの配管・配線を通すパイプとしても使われています。高い次元で機能とデザインを両立した造りになっており、非常に洗練された空間が広がっています。

チューブと呼ばれる柱で建物を支える チューブと呼ばれる柱で建物を支える

建物には全部で13本のチューブが通る 建物には全部で13本のチューブが通る

この建物の2〜4階に仙台市民図書館があります。2階は児童書、3階は一般書、4階が郷土資料・参考図書のフロアです。合わせた所蔵数は50万冊以上に上ります。2階の児童書の隣には、映像音響ライブラリーが併設されており、所蔵する視聴覚資料約1万5千点、バリアフリー資料も約6千点と、こちらもとても充実しています。また、近くには仙台国際センターがあり、留学生も多くいるため、日本語学習用のコーナーが設置されているのも特徴です。留学生だけでなく、日本語を教えているかたにとってもうれしいですね。

とても充実した蔵書 とても充実した蔵書

閲覧席は合計で109席あります。1人あたりのスペースがゆったりと取られており、落ち着いて本を読むことができる空間が広がっています。平日は20時まで開館しており、仕事帰りに立ち寄る人も多くいます。また、館内用の車椅子やベビーカーが設置され、授乳スペースやおむつ交換台もあり、誰もが安心して利用することができます。

ゆったりとした空間で読書ができる ゆったりとした空間で読書ができる

児童向けには、絵本の読み聞かせや紙芝居などを行う「ミニミニおはなし会」や、「子ども読書フェスティバル」などが定期的に開催されています。中学・高校生向けには、市内の他の図書館といっしょに「中高生向けブックリスト」や「みんなのおすすめの本を教えて」といったウェブページ(https://lib-www.smt.city.sendai.jp/page_id237)が運営され、多くの生徒が利用しています。

このようにすばらしい空間で、思いっきり本と触れあうことができるのが仙台市民図書館です。仙台に行ったときは、ぜひ足を伸ばしてみてください。必ずや「ホンとの出会い」があると思いますよ。

(取材 2023年11月)


仙台市民図書館

https://lib-www.smt.city.sendai.jp/page_id147

〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
「せんだいメディアテーク」内

TEL 022-261-1585

開館 平日9:30~20:00 土日祝日9:30~18:00

休館日 月曜日(休日にあたる日を除く)
休日の翌日(土曜日、日曜日又は休日にあたる日を除く)
第4木曜日(12月と休日にあたる日を除く)
年末年始(12月28日から1月4日)
特別整理期間(※期間は図書館カレンダーで確認のこと)

(2023年11月現在 ※施設情報は、取材日の情報に基づいています。)

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