
2023.7.19
先生が語る!「新編 新しい国語」⑥
新教科書特集もいよいよ最終回! 令和6年度版「新編 新しい国語」の編集に携わった先生方が、新教科書の内容について動画でご紹介いたします。「次」を見据えて編集された教科書の特長から、日々の授業のヒントを見つけていただければ幸いです。第6回(最終回)は、練馬区立下石神井小学校の栗原光世(くりはらみつよ)先生です。どうぞご覧ください!
●入門期の学習では、子どもたちをつまずかせないことが大切である。そのためには、子どもたちにとって分かる授業を行うこと、その学年の学習を確実に習得させることが重要である。分かる授業とは子どもたちの反応を見ながら、子どもたちに分かる言葉で指導することであり、つまずきやすい子どもに寄り添った指導をすることが先回りの支援となる。こうした子どもに届く指導法として多層指導モデルMIMというものがあり、「新編 新しい国語」では特殊音節と助詞の教材でそのMIMの考え方を取り入れている。
●促音、拗音、長音などの特殊音節には誤りが多く見られる。こうした誤りに対して、そのうち自然に身につくだろうと考えてしまうことがあるが、実際には高学年になっても困っている子どもたちは大勢いる。そのため特殊音節について入門期からきちんと指導しておくことが重要になる。例えば、促音を指導する際は見えない音を記号や動作化を用いて体感できるようにすることで理解が容易になる。こうした指導を繰り返し行うことで定着できる。
●また、助詞「は」「を」「へ」にも誤りが多く見られる。その原因は、音が同じなのに文字は異なるという点にある。助詞の指導では、言葉と言葉をつなぐ役割に焦点を当てて指導するとよい。一方で、意味のある言葉は音通りに表記することを確認する。意味のある言葉をイラストで示すことで助詞との区別がつきやすくなる。視覚化や助詞の後に一拍置くといった動作化を用いることで、よりはっきりと区別することができる。